75才の男性のミネラル・栄養不足で貧血での薄毛
年を重ねると食が細くなりミネラル・栄養不足で髪の毛の生育が悪くなってくることがあります。
そんな時に、頭皮を清潔にする習慣を続けていたり、ストレスを受ける環境が続いたり、貧血体質であったりすると、毛を育てるだけの余裕が無くなるので、薄毛になってしまい中々改善しなくなります。
効果を求めてこじらせる
髪が育たなくなり薄毛になる原因とか問題が、ご自身や環境にあるのに、外部からの作用による効果で何とかしようする人が多いのです。
某育毛サロンで頭皮の毒だしをして、毛が太くなり良くなったが、続けてそのサロンの製品を使用していたが、再度薄毛になってきた。
最初に必要なのが、なぜ薄毛になったのか?を知ることですね。その原因と問題点はご自身にもありますし、周囲の環境にもあります。だから、ご自身に向いた育毛方法が必要だと言われるのです。
今回はそんな年配の男性のご相談者の話です。
75才の男性の薄毛のご相談
医療ではすぐに医薬品を使いますが、この方は医療にはかかっていませんでした。その為、薬の使用と飲用もしていなかったので、比較的ケア方法の組み立ては簡単ですね。
この男性は相談室にいらっしゃったので温浴を行いました。話をお聞きし温浴をした時の状態は以下の通りでした。
- 河童で言う皿の部分の髪の毛の太さは、後頭部の3分の1くらいの細さになり軟毛化し成長期も短くなっている
- 頭皮の皮脂分泌量は、年齢の割には多めで、40才代の男性並みくらい
- 抜け毛毛が異常に多く、1センチ前後の細くて先細りの毛もあれば、5センチ前後の細くて先細りの毛もあり、もう少し長くなっている毛もあるが、ほぼ全てが先欲細りになっている。育毛サロンでのケアで頭皮が疲弊しまったのではないか?と思われる
ここまでは、温浴時の状態
以下は、ご相談内容
- 仕事柄、多大なストレスを抱えやすいので、大腸炎になってしまう。この頃に薄くなり始める
- 潰瘍性大腸炎で大腸を取ってしまっている
- 生活に支障はないが貧血症
- 親族に薄毛やハゲの男性はない
予測するしかないが、ストレスによる交感神経優位の状態が血行を悪くして毛の生育状態を悪くしたのだろう。
原因と考えられるストレス環境をそのままで、育毛サロンでの外部作用で薄毛を治そうとしたことが、一時的に効果に繋がってもそれが続かず、さらに頭皮を弱らせてしまったのではないか?それが抜け毛の中身の悪さに現れている。
どんな育毛方法・ケアの方針が必要か?
ストレスを緩和する習慣と食習慣にビタミン・ミネラル補給
アンチエイジングに繋がる頭皮を回復するケア方法を続ける
年齢的に無理をすると失敗しやすいので、少しずつ髪の毛が生育する力を向上させていく。
先細りに毛ばかりが抜けているので、相当薄くなっている状態なので早急な効果を出そうとする毛を無くしやすい。

この男性にはどんなケア方法が必要か?
以上のことから、この男性に必要なケアの方法は以下の通り
- ストレスを緩和する為に、ご入浴や通勤時にストレスを和らげる習慣を採り、年齢的にも普段の食事にビタミン・ミネラルを補給する必要あり。
- 頭皮の状態をこじらせているので、保護して休ませるケア方法が必要です。保護して休ませるとアンチエイジングに役立ち、人の皮膚は自ら回復してくるのです。
- 通常なら、これに加えて皮膚の回復力を高めるケア方法を組み込むが、年齢的に上記「2」を続ける方が有利だと思える。
- 抜けている毛の中身がとても悪いので、次に生え変わってくる毛の状態も悪くなります。これは変えることが出来ません。その為、ケアを始めた初期の2か月か3か月くらいはケアを始めた時よりもかなり進行する可能性があります。3か月か4か月後くらいから少しずつ見た目の改善が始まります。
- 家系的な要因がないので、無理をせずに淡々とケアを続けるとゆっくりだが改善してくるはずだから、8か月~10か月後くらいには少し良くなっていると思われる。
いろんな効果のあるものに頼るとこじらせてしまうことが本当に多いです。
こじらせるとこの男性のように、細い毛や先細りの毛しか育って来なくなります。こじらせない為にご自身本来の頭皮に回復する方法を採る方が有利ではないか?と思いますね。